論文 面接 〜近況
論文 面接
「まず、かくれキリシタンとは、
禁教令の下でキリスト教が禁止され解かれた後も、
隠れて伝統の形式でキリスト教を信仰していた人々です。
いくつかの似た呼び方がありますが
「潜伏キリシタン」と「かくれキリシタン」ではその人々がいた時期などが異なります。
過去数十年にわたって、長崎県には急激な社会環境の変化がありました。
高度経済成長が終わり、
都市部と同様に「ポストモダニズム」「グローバル化」などが言われる時代になり、
かくれキリシタンと呼ばれる信者たちは複雑な都市文化の中に吸い込まれ、
そこへ馴染んでいくしかありませんでした。
今回、現地の人々との交流を通し、
かくれキリシタンの宗教活動と社会的側面について、新しい視点を加えて考えることとなりました。」
Roger Munsi Vanzila
『かくれキリシタンの宗教活動のその社会的機能』より
Anna.S