ルワンダ・ケニア視察

ルワンダケニア視察


HIV感染者の増加

ルワンダ

1.内戦による増加。
2.内戦で両親を亡くした孤児が成長し、その貧困などによりさらに感染者が拡大した。


ケニア

1.町から村への拡大。
2.観光地モンバサまでのバス路線で、その途中の村に貧困による売春がある。
  そこで観光客が感染すると同時に伝播し、村人の間でも感染が拡大する。



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支援活動


キガリ】   ルワンダ首都

<Maisons Familiales> 1991にスタートした8年目のプロジェクト
4グループ
   母・・・1人の独身者と、3人の未亡人。12軒から現在4軒へ。
   子・・・1グループに8-11人の子供。
      内戦による孤児で、HIVによる死亡5人を除き現在36人。
      開始時0歳から中学生までの子供。

 
   (特徴)・教育、保険、食費の援助
       ・母親は子供について質問しない
       ・途中で孤児の親戚が判明したら、引き合わせ託す。
   (目的)・家庭的な雰囲気の中で育つことができること。
       ・自立できること。
   (問題)・内戦のトラウマで、学業不振になる子供がいる。
       ・就業困難。


【キブング】
HIVと内戦による孤児へのプロジェクト
   1軒あたり孤児4-5人で暮らす60軒のグループ

   (特徴)・兄弟はそのままグループにする。
       ・教育と保険のみ援助し、食費は自活する。
       ・最年長のリーダーの孤児が、農業などで生計をたてる。
       ・親がHIVだった孤児なので、10%はキャリア。


ケニア
<Women Empowerment Center>
   (特徴)・融資による事業援助。
       ・主にHIV女性対象。(非感染者も可)
       ・起業へのアドバイスと開業後のfollow upあり。
        (スタッフによるものと、グループによるもの両方)

そのほかに、<Yes Lord>などのプロジェクトがある。

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ケニアのプロジェクトは、主にHIV女性に対するものですが、

「事業を一生懸命することで、HIVだと落ち込む暇がなくなった」

という女性の言葉に考えさせられました。


事実は事実ですが、
それに囚われてしまうと、命そのものさえ縮めてしまうのです。

                           AS